お弁当置くの30秒、2回殴るの10秒

大きな声で、うたたねちょっぷ！



無事にイルヴァーナ渓谷に到着。
時間を見ると、少しお昼を回ったところ。
腹が減っては戦は出来ぬ。
お爺ちゃんが良く言う台詞だ。

お弁当を広げて食べてると、ライオンが近寄ってきた。
匂いに誘われたのかな。
この辺りのライオンは、レクスールのと違って
かなり獰猛。危険危険。


でも、なのはさんが一睨みしたら
縮こまって逃げ出した。
流石なのはさん、頼りになる。
ちょっとライオンが可哀相なくらい…


と思ったら、大きく迂回してボクを噛んだ。
なのはさんには勝てないけど
ボクならチョロイと思ったらしい。
前言撤回。
超が付くくらい生意気だ。





『助けて！なのはさん！』

すぐ隣で、お弁当を食べてる”なのはさん”に言うと
とてもゆっくりした動作で、お弁当を置いてから
ライオンを２発殴って黙らせた。





お弁当を置く時間よりも
殴ってた時間の方が、すごく短かった。





出来れば同じくらいの速さで、助けて欲しかったけど
口に出すと殴られそうだったから、黙ってお弁当食べた。

美味しかった。